大海嘯

激甚な大震災からそろそろ一年経ちますな。
津波の被害の大きさ、冷却出来なくなった原子炉、
まさに未曾有の危機だった訳ですが、
一年でどれほど立ち直れたものか。

わたしの一生はほぼ原子力開発の歴史と重なっておりますが、
子供の頃授業で習ったその開発史にはたじろがざるを得ませんでした。
そんなもの、果たして人間が管理出来るのかと。
出来る、やれるという。
スゴいな日本。そんな未来の事まで視野に入れとるんや。

全然そんなことありませんでした。
誰一人として覚悟を持って核を用いてなかった。

それが判っただけでも少し気持ちが楽になりました。
ああ、そんなすごい日本人なんて、居なかったんだなと。