人を導く光たれ。

身も蓋もない論理的解決を提示して、なんでこんな簡単な事もわからんか!と
世を嘆く論客。
むしろなんでもっとも単純な解決を取らないかを考える方が、
作品を楽しめるし、創作の訓練にもなるだろう。
例えば、究極の兵器という問題。
防御、攻撃、何を考えるしろ、その形態は球形以外にあり得ない。
なんでこんな簡単なこともわからんか!
君が売り出し中の評論家かアマチュアならそれでもいい。
でももしメカデザイナーなら失格だ。
君は持ち込まれる究極の兵器全てを球形で押し通すのか。
企画者はデザインを求めてるのであって、宗旨は聞いていない。

余計に思える筋道が何故つくのか、その作品が何を伝えようと
しているのか、最短の解決を思いつく君なら、容易に察し得るはずだ。
その意図を理解し、もっと効果的な展開を提示すれば、
世間は君が欲して止まない賞賛を与えてくれるだろう。

ただ怒るだけの子供を卒業することを切に願う。
せっかくの宝を持ち腐れてるよ。