光をも曲げる謎の力。

文化、漫画や音楽、絵画や演劇など、日々の生活に欠かせぬものではない。漫画読んで腹が膨れるか、音楽聞いて金が儲かるか、だからこんなものは要らないし金を払う価値もない。銃を頭に突きつけてくる奴に漫画で抵抗など出来ない。殴り掛かってくる奴を口笛で止めることは出来ないだろう。
でもだから無力だとは思わない。重力はとても小さい力だがどんな遠くへも届くし、時間ですら飛び越えて行く。無価値だとせせら笑う者の耳に残るフレーズ、目にした情景はこころの形をわずかだが変えているだろう。生きるのに必要でない文化は生き方を豊かにしてくれる。これは信仰でなく確信である。


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