記事タイトル:平成のG.I 


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お名前: ななかん   
横須賀の米兵逮捕相次ぐ タクシー乗り逃げ/ゲーム店店員殴る

 米海軍横須賀基地所属の水兵二人が十九日、タクシーを乗り逃げした詐欺とゲーム店員への傷害容疑で、
 神奈川県警に相次いで逮捕された。
 調べでは、二人は上等水兵、アブデルラーマン・エリック容疑者(22)と、一等水兵、
パリス・ケネス・ワトキンス容疑者(20)。いずれも容疑を認めているという。
 加賀町署の調べでは、エリック容疑者は同日午前一時半すぎ、横須賀市で別の男と二人でタクシーに乗車。
横浜市中区の交差点で停車した際にドアを開け、料金約一万三千円を払わず二人で逃げた疑い。
運転手の通報を受けた署員が近くの飲食店で同容疑者を発見した。空母キティホークで調理をしていると
供述しているという。
 また横須賀署の調べでは、ワトキンス容疑者は同日午後四時二十分ごろ、横須賀市本町一丁目の
ゲームセンターで、格闘系のゲームに負けたのに腹を立て、男性店員(29)の顔や腹などを殴り軽傷を
負わせた疑い。
 (産経新聞) - 2月20日3時13分更新

またか、とも思いましたが先日には確かこんな事が。

在日米海軍司令官が陳謝 女性殺害事件で北米局長に

 在日米海軍のケリー司令官は10日午後、外務省で河相周夫北米局長と会い、神奈川県横須賀市の
女性殺害事件で米空母乗組員が逮捕されたことを陳謝するとともに、捜査に引き続き全面協力する
考えを伝えた。
 ケリー氏は「今回の事件は大変遺憾であり、ご遺族、横須賀市民、日本国民に対し深く弔意を表する。
事態を深刻に受け止めている」と述べた。河相氏はあらためて綱紀粛正と再発防止などを求めた。
(共同通信) - 1月10日19時33分更新

ということで、実際夜間外出禁止令なども出されていた様ですし、この司令官は被害女性の告別式にも
弔問に訪れていた様ですが、あまり隊内の綱紀粛正は進まなかったみたいですな。
それどころか、

米軍横須賀基地:複数の“ギャング団”抗争か傷害事件公判で米兵被告証言 /神奈川

 米海軍横須賀基地内に複数の“ギャング団”が存在することが、
 米兵の法廷証言や捜査関係者の話で分かった。
 元米兵に集団暴行したとして傷害罪に問われた3等兵曹、アレニウス・リー被告(24)は
 14日の横浜地裁横須賀支部の公判で、団の存在とともに、事件の背景に抗争があった可能性を詳述した。
 起訴状によると、リー被告と3等兵曹、ジェレミー・ヒル被告(28)は昨年1月4日午後11時ごろ、
 他の2人と共謀、連れ出した米国人の元兵士を葉山町の路上で殴るなどし、約1カ月の重傷を負わせた。
 リー被告は、14日の第3回公判で起訴事実を一転して認め、「初公判前に団幹部から
 『家族に危害を加える』と脅されたが、真実を述べて死んだほうがいい」と告白した。
 証言によると、リー被告は「クリップス」というギャング団に所属。メンバーは同じ色の服を着て、
 あいさつも決め、胸にはたばこの火の焼き跡をつけている。「私は下っ端だから焼き跡は二つ。
 幹部ほど多く、ヒル被告は五つ。犯行当日、ヒル被告に電話で呼び出されて暴行した」と明かした。
 「共犯2人は米国にいる」と証言した。
 弁護人が命令に従わない場合を質問すると、リー被告は「米国ではよく殺され、日本では殴られる」
 と証言。事件後、妻子を安全のため米国に帰国させたという。
 2被告は同基地司令部勤務。法廷では「ブラッズ」「リバーサイド」と他のギャング団の名前も出た。
 襲われた元兵士は「1月の深夜に気絶したまま裸にされ、放置された」という。リー被告は動機に関し
 「元兵士は他の団の色をした服を着ていた。わが幹部が大麻事件に関与したとき、有利な証言を拒否され、
 トラブルになっていたようだ」と団同士の抗争を示唆した。
 最後にリー被告は「団はもう抜けた。幹部は私を制裁したかったが、海軍が守ってくれ、
 現在は基地内の拘置施設にいる」と語り、憲兵に付き添われて退廷した。
 捜査関係者は「米本土と同様、黒人系やヒスパニック系など複数のギャング団が存在する。
 薬物などのネットワークもあるようだ」とみている。【網谷利一郎、吉野正浩】

 2月16日朝刊
 (毎日新聞) - 2月16日12時1分更新

と、かような報道も。
「軍とは本質的に強姦者。」とはフランク・ハーバートの定義。
黒人やヒスパニックがこのような結びつきを強めるのは、同じ軍人と云えど平等ではない、
ということか。かつての帝国軍でも状況は似たような物だったと聞くし、
(こちらの場合は出身地で差別される。)自衛隊内にそういう派閥があるとは聞かないが、
同じだろうと推測される。
(さしずめ学歴で区別だらうか。)

[2006年2月20日 9時33分58秒]

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