記事タイトル:「舞乙Hime」を観了する。 


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お名前: ななかん
これは「マイオトメ」と読むのですな。
無茶です。

面白かった。
前作「舞Hime」のほうはよくある女の子アニメっぽかった
(それでもよく出来てましたが)のですが、今回はよりファンタジックな
世界観で怒濤の展開。
Himeと呼ばれる処女の女性にしかなる資格のない騎士が、ここでは量子力学の
成果として核兵器なみの破壊力をもって戦争を抑止する。
舞台はこのHimeを養成するガルデローベ学院で、前半はもっぱらここの寄宿生活
で展開する。どうみてもマリア様が見てるくさい、百合っぽいお話の裏で着々と
進行する大国の思惑。
科学がタブーとして禁ぜられる世界で、剣と魔法(の様にしか見えないテクノロジー)が
交錯する。全ての謎に説明がついた訳ではなかったが、必要な要素はすべからく回収され
見事な大団円だった。先制攻撃とか抑止力とか、今の世相を色濃く反映してはいるが、
大筋は王道求心。中世の人道に基づくお話でした。
造っているひとたちが楽しんで作っているのがよろしかった。
これで売れてくれればなおのことよいのですが。
絵づらで退くひとは多いかもしれない。

[2006年9月25日 9時49分55秒]

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