記事タイトル:「スクールデイズ」と「アイドルマスター・ゼノグラシア」 


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お名前: ななかん
このふたつの共通点はなにか?

自覚のない外道。
伊藤誠とインベル。
浅はかな人間関係とか、結末のためのお膳立てとか、他にも
似ているところはあるけれど、その辺への批判はそっくり自分にも
あてはまるので、ではどうすればというのが見えて来ない。

伊藤が卑劣なのは原作シナリオ担当のメイザース沼吉博士が
意図的に世界や言葉が追いつめられる様にしている、とのことで
確信的な自我抜きなのだろうとは思うのだけど、あまりに救いがない。
またそういう人物があながち空想の産物でもないところが怖い。

インベルはそもそも自意識があるのかどうかも疑わしい人外の存在だが、
これに関わる二人の女は少なくとも「彼」とか人扱いしている。
実際、搭乗者の好き嫌いが激しいインベルには性格がある様に見える。
人間じゃないんだから、外道もないだろうとは思うのだけど、
その取捨選択っぷりに人外の恐ろしさを感じた。

ロボットに対する感情移入の情緒的な部分を嗤うつもりなのかなー?
その割には登場人物はアイドルに依存してるな。

スクールデイズについては、原作のゲーム版では分岐次第で伊藤も
責任のある行動をとる結末が用意されている。
ただ伊藤が最後まで無責任だった時に用意されている結末があまりに
血まみれで陰惨なので、どちらかというとこれがゲームの本質のようにも思え、

今回のアニメ版はそれを採用したようだ。
似た様な陰惨な事件が起こったので、最終回の放送が中止になっている。

ゼノグラシアについては次回が最終回にも関わらず、ロストアルテミスの真相が
語られていないので、アウリンとアイドルがそれとどう関わるのかが見えて来ない。
消失した月の代わりをこいつらがしている、とのことだがどうにもマスターの動機付けが。
軌道上に散らばった月の破片では質量が足りないのか?
大半は太陽に落っこちたろうけれど。

「初号機による完遂を望むぞ、碇。」

[2007年9月20日 9時35分32秒]

お名前: ななかん
ゼノグラシア:
見てない回があるのかなー。
結局アウリンとアイドルは合体して、軌道上に恒星のような形で残り、
めでたしになっちゃった。
なんでこれがめでたしなの?月の破片は全部消えたの?
そもそもなんで月は砕けたの?
なんだかトランスフォーマーみたいだな。

スクールデイズ:
皆まで云うまい。
ゲームでの血まみれエンドは、言葉とよりを戻した誠が妊娠して退学した世界に、
浜辺で刺し殺されるもの。得物は出刃包丁。
言葉が誠のストーカーになって、誠とやりまくりの世界を
歩道橋の上で切り裂くというもの。得物はのこぎり。
世界と誠がつき合うのを認められない言葉が、二人の目の前で投身自殺し、ショックを
受けた世界は結局誠とも別れるというもの。死ぬ寸前の言葉は二人を見て笑う。
己の欲望に正直なのも、大概にしなさいよという寓話なのかも知れないが。
いずれにしてもTVで流すような代物じゃないな。

[2007年10月5日 21時33分7秒]

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