記事タイトル:「宇宙ショーへようこそ」を鑑賞する。 |
行ってきましたよ、梅田スカイタワーイースト。
ほう、これが噂の空中庭園か。
シネリーブルと云う映画館は初めてだったのですが、
まぁなんというか、どこのアングラ劇場かという
小さい小屋。
さすがに並んでいる椅子はパイプイスではありません
でしたけど、今時こんな映画館でペイするんかいな。
脚本倉田英之さん、監督舛成孝二さんのコンビ。
この二人の組み合わせは「R.O.D」とか「かみちゅ!」とか
がありましたが劇場映画としては今回が初めて。
多分ネタバレはない…、おそらく。
ん〜、なんでこの映画つくったんだろう…。
いや、悪くない、面白くない訳ではないけど、
ここ!これがやりたいのよ!みたいな意気込みは
あまり感じられなかった。
主人公たちが暮らす山間の集落の描写とか、別に
舛成さんでなくても…。ジブリならもっとそれっぽく
やっちゃったりせん?とか。
そのベタな日本映画風の風景からいきなり月軌道とか、
その飛躍がいいのかも知れませんが、その後の珍道中は
なんだかベサメムーチョ版999で、いつハーロックが
現れるのかと。結局ハーロックは待ってても来ないと云うのが
この話の胆だったのか、難局にみんなが立ち向かうという
筋立てですが、どうもこの辺、脚本が嘘くさい。
倉田さん、信じてないな?と感じてしまう。
思うにこれは敵の影があまり濃密でないからではないかと。
そもそもなんであの敵の描写を二段構えにする必要があったのか。
もっとストレートに「ヒッヒッヒ。今日はどんな悪だくみをしてやろうかい」
とかで良かったんじゃ。
ま、結局倉田さんや舛成さんや電通がやりたかったことと、
わたしが観たいなーと思う部分がすり合わなかったんでしょうけど、
やっぱり劇場作品ということで力みがあったのかなー。
ちょっと残念でした。
[2010年7月9日 19時40分]