記事タイトル:「本気のしるし」を読了す。 |
「本気のしるし」6巻 感動した。
[2003年3月29日 22時13分56秒]
よもやここへきて、このような感動が待ち受けていようとわ。
つらつら考えるに、この物語は「罪と罰」に骨格が似ている。
この第六巻は収容所に入ったラスコリニコフが救われる、あのラストと
同質の解放感がある。
「あなたとなら傷付いてもいい。」
「あなたになら傷つけられてもいい。」
「だから一緒に生きていこう。」
別個の存在たる赤の他人とここまで分かりあえるのなら、もう他に何もいらない。
「あなたと一緒に生きていきたい。」
涙なくしては読めない。