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| 「よつばと！」3巻 |
泣いちまったぜ、おっさんは。
花キューピッドと花火と動物園の話で不覚にもグラっと。
「お前、動物園って知ってるか？」「りろんてきには…。」
たまらん！
花火大会の夜店で、おとうちゃんとはぐれたよつばが自分の名前を
連呼するあたりなど、もう
なんとかしてくれー、この滂沱の涙をー！
先日見たNHKアニメ「ポアロとマープル」で紹介されておったアガサのエピソードで
うろおぼえだが（昨日のことなのに）、「ひとの幸福とは親に愛された豊かな子供時代を
送れたかどうかに尽きるような気がする。その点で私は充分に幸せだった。」というような
述懐があった。
後年、きっとよつばもあの時代は本当に幸せだったと述懐することだろう。
戦争の心配をしないで済む世界、隣人の殺意におびえなくて済む世界、
あまりにとおい。