記事タイトル:「ヨコハマ買い出し紀行」読了す。 


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お名前: ななかん   

先にどこで終わっても、とか書いた記憶がございますが
本当適当に終わってしまいました。
キノコのビルとか電柱樹が生えているのを、誰一人
調べようともしない時点で、もはや絶滅は予感せられていましたが、
こうもあからさまに終末を迎えるとは。

理屈よりも空気、情緒を描くことが眼目だったのですな。
最後に来て人間との時間線のズレを強調するのは、連載が終わることへの
抵抗だったのでしょうか。
まったくなんの希望もない世界で、生き残れないと解っていても、なおかつ
生きようとしていた「愛人」とは好対照な作品でした。
どちらも描かれるのはこの世界に対するどうしようもない愛おしさ。
結末の違いはそのまま性格の違いと云えましょうかな。

いずれにしても長い事ごくろうさんどした。

[2006年5月24日 22時50分29秒]

お名前: ななかん   

「ヨコハマ〜」と「愛人」は「風の谷のナウシカ」の漫画版から
インスパイアされた作品なのでしょうか。
世界はどこまでも崇高で美しいのに、そこには愛されない人類が
じわじわと扼殺される姿が。
ジェームズ・ティプトリー・JRにも通ずる見捨てられ具合が物悲しい。

それを是としても否としても滅亡は免れない、という点で共通している。

[2006年6月2日 12時56分9秒]

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