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| 「コーヒーもう一杯」第V巻 |
山川直人さん、最長連載の最終巻。
不惑過ぎなのに、売れもしない漫画を描いてる俺って
これからどうなるの？とか身も蓋もない述懐。
そんな事云って、辞める気もないくせに?
どうなるもこうなるもそのまま寂しく死んで行くに
決まってるじゃないですか。
どの掌編も味わい深いけれど、「丸山丸子の場合」。
EXになった丸子さんの人間臭い反応はよかったのか悪かったのか。
伝えたい、伝わらないかもしれない、もう！いいやそれでッ、
受容と拒絶の交錯が往年の無名漫画家たちを思わせる。
最後が猫探偵でオールスターキャストだったのは、
この人としてはエンターティメントだったのかも知れないな。