記事タイトル:「花岡ちゃんの夏休み」を再読する。 


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お名前: ななかん   
早川書房から清原なつのさんの作品集が文庫で出ている。
この度のリリースでは「花岡ちゃんの夏休み」が採録されたので購入。
最初はアレックスシリーズだったので、あれはタイムトラベルものだし、
まぁSFモノだった訳ですが、もはや箕島さんのハゲ以外はエの字もフの字もないやん!
乙女チックラブコメやん!早川で出す意味は…と思いつつもやっぱりいい。

あとがきに描き下ろし「みやもり坂の頃の事」が収録されており、
ファンにとってはうれしい文庫化。
案の定、花岡数子が男萌えしたのがさっぱり理解できなかったそうで、
続編を描くのがつらかったらしいのですが、多分当時も今も、行動原理が
理解できる異性、というのがポイントだったと思うわけです。

例えば「僕はチンポばっかりコスっててええのやろか。人生とは?社会とは?」
とか悩んでいる時に、「阿呆ちゃうか。しょうもないことで悩んで、ホンマに阿呆や。」
と切り捨てられる女性と、「うん。それは私も悩んでんね。なーどうしよか?」と
云うてくれる女性やったら、やっぱり後者に親近感を抱くのはどうしよーもない事なのでは
なかろうか。今でこそ前者は奥が深かったのだなと思えますが、若い時分には共感のほうが
ずっと大事なわけですよ。
そんな彼女が「バカシンジ!」とか「チャーンス!」とか云ってくれたら、オタクどもは
もう萌へ萌へな訳ですよ。違いましたか?

女性には飾らなくともいい、自然体でいられる自分という意味で開放感があったのではと
推察します。それでなくとも女性は早くから「女」であることを意識させられるので、
思ったことを率直に口に出す花岡ちゃんは、美しく見えたのではないでしょうか。
今はもうちょっと状況が複雑になってしまって、男女での共感は随分遠のいてしまった
感がありますが、まったく離れるということもないでしょう。いつの時代でもヘソマガリは
いるものです。当時は清原さん自ら「ラブコメの辺境」と定義していたこの作品がこれだけ
受け入れられたのですから。

色々と思うところのあった再読でした。
[2006年3月27日 18時34分58秒]

お名前: ななかん   
でも男の行動原理で動く女性、というのは少年漫画では定番ですわね。
ワン・ピースのナミとか。それ以外を考えずに描くからね。
だからポイントはそれを女性が描いている、という点かな。
高橋留美子さんとかさらにねじれてるしね。
[2006年3月28日 14時26分45秒]

お名前: 万妖   
「花岡ちゃん」は「なだれのイエス」と共に、とても好きな漫画です。
早速、書店へGO!なければ、{Amazon}でクリック(笑)

この頃、私の読んでいた漫画は異性の心情を描けない(描かない?)漫画がほとんどでしたので、清原なつのさんの漫画はとても珍しく貴重でした。
こういう視点を学ばないといけないと感じてましたね。

と共に、とてもエロティックに感じましたね・・・。
[2006年4月12日 12時50分37秒]

お名前: ななかん   
エロチック。
プラトニックとは至高のあいなのです。
いいや、男色のことだよ。
が〜ん。
これで本の雑誌社から出ていた「千利休」以外は、りぼんとぶ〜けとマーガレットの作品が
すべて網羅されたようですので、揃えるのならいまです。
[2006年4月12日 18時23分2秒]

お名前: ななかん   
シャアが行く!(すいませんの意)
りぼんの分はこれからでした。
「真珠取り」すらまだ文庫化されてなかった。
まだまだこれからなのだよ!(照れ隠しのマ・クベ)
[2006年4月13日 22時45分1秒]


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