記事タイトル:「アトモスフィア」を読了する。 


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お名前: ななかん   
早川書房刊、書き下ろしのコミックス。作者は西島大介さん。
近頃の早川書房はまんがに力をいれているのか。
新書判で千円超というふざけた値付けでああ早川だな、と。
作者の西島大介さんは確か早川書房でデビューのはず。
もともとがSF畑のひとではあるが、ネタに対するうっちゃって
捨てたような冷徹な視点は確かにSF向き。

でもこれはなー。

本物そっくりな偽物と本物との違いはそこに作為があるかないか、
だけだから作為もなしに増殖する偽物と本物との間に違いなど
あるわけがない。
真理は一つしかない、などと云うのは宗教家の戯言だ。
もちろんこの場合、そのひとつというのが自分の教えを指しているわけだが。
なんだか70年代にタイムスリップしたかのような、禅問答。
でもこのひとの漫画には子供から老人まできっちり出てくるから、まだいい。
「ディエンビエンフー」はエスエフではないけれど、この人の冷徹な視点が
うまく機能している。

掲載誌が廃刊してしまったので、結末を見れないのが残念だが。
[2006年4月24日 9時30分18秒]


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