記事タイトル:「げんしけん」を読了する。 


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お名前: ななかん   
講談社刊、木尾士目作、アフタヌーンで連載されていたらしい。
面白かった。
けど、他の作品を読みたいとまでは思えないなー。

大学の漫研(ここでは現代視聴覚研究会)の粗忽な日々をまったりと描いた漫画。
古い漫画ファンには小学館刊、少年サンデーで連載していた「究極超人あ〜る」の
光画部を思い起こさせる。
おそらく連載当初は前作の「五年生」や「四年生」の延長として始めたのではないかと
思われるが、(どっちも読んでいない。)途中から作る者の業のような部分が前面に押し出される。

後半に登場する荻上千佳はまさに業に取り憑かれた人物として描かれ、「こみっくパーティー」の
大庭詠美や長谷部彩を彷彿とさせる。
もともとペンが早いという設定ではあったようだが、一晩で130ページのネームを書き上げてしまう
のは誰かもとネタが居るのだろうか。これには素直にスゴイと思った。
また彼女に触発される漫研の藪崎の存在がいい。
第九巻の特典についた同人誌に安永航一郎さんが描いた藪崎がまたいい。
「勝ったと思うなよ!」とか「また会おう!」とか捨て台詞を惜しげもなく云えるようなヤブにも
幸せになってもらいたい。だいたいヤブというとイスカンダルで沖田に反乱した気の毒なイメージが
付いて回るので(一部の中年ヲタクのみだと思うが…)なおの事幸せに。

作者ご本人もペーパーで語られているが、周囲に恵まれた幸せな作品だったと思う。
これの劇中劇として生み出された「くじびきアンバランス」もスピンオフしてTVアニメとして
放送されている。
こちらもなかなか面白い。
[2006年12月27日 1時2分35秒]

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