記事タイトル:「見とこ、行っとこ、トコトコ関西」を読了する。 


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お名前: ななかん   
四国在住の漫画家が近畿三都を見て回ると云う趣向。
発行、JTBパブリッシング。著者はもぐらさん。
JTBの策略を如実に感じますが、面白かった。

イメージ通りだったり、意外だったりが旅行記の楽しいところ。
四国はうどんが川を流れていたり、県境に逆垣が巡らしてあったり
みたいなイメージありますけど、その辺はその辺で見てみたい気も。

他所の人が関西に持つイメージはおおよそ大阪によって形作られている
と思うのです。本書でも語られておりますが自己主張の強さでは大阪と京都で
日本を二分する勢いがあるかと思われます。
京都の人は自ら主張すると云う事が少ないので、結局大阪カラーが
あたりを席巻する。結果、関西=大阪となってしまうのです。
さりながら、実は大阪が大阪たりえる地域も狭い。
松山から出て来られた著者は頻りに京都や神戸(らしいところ)の狭さを
強調されますが、大阪もそう広くはない。
北摂に住まう我らとて、自信を持って浪速を名乗れるかと云うと怪しいとは
思うのです。
でもそれぞれの地域は独自の特色をお持ちなのでひとからげに
関西=大阪的な見方には反目せざるを得ない。
半島と列島を一緒くたにされてはかなわぬのと同じ心理ですね。

みんな自分トコが一番住みやすいと思ってるのが宜しゅうございました。
京都の矜持、神戸のこだわり、それぞれに愛おしい。
中でも大阪人の大阪愛はもはや変態のレベルです。
他所なんて行った事も無いのに平気で大阪が日本一やと云える、
そう云う所が大阪気質。

それにしても吉本新喜劇、別格だな。
大阪には亡き藤山寛美の松竹新喜劇もあるのに…。
吉本はあのドライな笑いでホロリと泣かせるとこがいいのかなぁ。

[2011年8月3日 21時25分]


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