記事タイトル:ドメスティックアニマル・プラネット 


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お名前: ななかん   
原因不明の奇病?
およそ家畜という家畜、野菜が子供を作れなくなる。
牛、豚、鶏、羊、が消えていき、なぜか山羊と魚類、麦の類は影響を受けていないが、
食料の生産には大打撃。 食卓に肉類の欠かせない欧米各国は急きょクジラ肉に目を付ける。
クジラは油も取れるし、皮は衣類にも使える。
アメリカはカリブ海に、オーストラリアと中国は太平洋に
さっそく海底牧場を建設。
クジラを家畜化するとやっぱり子孫が絶えるんじゃないのと、もっともな
意見も出るが、肉汁には変えられないらしく、全世界でクジラの養殖。

困ったのは緑豆とか海犬の先導者。
主だったスポンサーが養殖派に寝返り、資金難に。
そこでクジラが賢いということを世に知らしめるため、
言葉をしゃべる(もちろん英語)クジラを開発。
クジラに自己弁護してもらおうとのハラだ。

発声器官を無理やり取り付けられたクジラの第一声。
「愚かな人間どもよ、何時になれば自らの傲慢を反省するのだ」

満面の笑みで古くからの友人を迎え入れるような顔をしていた
海犬代表ポール・ワトソン氏は言葉の意味を理解した途端、
的確にクジラの急所を撃ち抜き、今の言葉を聞いた研究者を
全員サツガイした。

「わたしだ。どうも野蛮な日本のテロリストが研究所を襲撃したようだ。
クジラのイリオンと研究者を皆殺しにしていった。ああ、わたしは無事だ。
このような暴挙を許すわけにはいかない。
日本政府に通告するんだ。太地町に核爆弾を落とす用意があると。
フクシマの様に汚染されたくなければ、海底牧場に反対しろと。」

でも一個人が核爆弾を所有することをよく思わないアメリカ政府に
自宅を急襲され、暗殺。
秘蔵のエロ画像をばらまかれてカリスマ転落。めでたしめでたしだが、
20年後にクジラも子供を産まなくなって、食うものに困るのはまた別の話

[2011年7月4日 8時25分]

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