記事タイトル:「日本万国博」を鑑賞する。 


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お名前: ななかん
「日本万国博」DVD
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10時間近くもある公式記録のほうではなくて、3時間の映画版のほうね。
なんか酸っぱいものがこみあげてきました。
わたしらの平和とか未来とかのイメージはやはり万博によって
刷り込まれたのだな、と再確認。
肌の色も言葉も違う、社会習慣も宗教も異なる多様な人々が、
進歩と調和を求めて協力する。
五族共和、八紘一宇とはこういうことではなかったのか。
石原莞爾閣下が開会式の天皇陛下の式辞を目の当たりにしたら、
きっと感無量極まって男泣きしたことだろう。

それから三十数年してもこれに匹敵する人類の事業ときたら、
せいぜい国際宇宙ステーションくらいなのだが、それもアメリカの
ご都合主義に振り回されて、分解寸前。
ライブドアの堀江元社長も儲け方は間違ってたかしれないが、
使い道については間違ってなかった、と思っている。
わたしでも五十億あったら宇宙事業に投資する。

当時、博覧会協会や政府がどのような思惑で万博を誘致したのか、
その辺の事情を説明するサイトは少ないが、少なくともその結果は
多くのライトスタッフを産み落としたと信じてみたい。
これこそが明日へと踏み出すための未来への階梯なのだ、と。

[2006年4月11日 10時18分29秒]

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