記事タイトル:「武士の一分」を鑑賞する。 


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お名前: ななかん   
「武士の一分」
「武士の一分」

面白かった。
山田洋次監督の味というのは画面じゃわからないのかも、と思えました。
黒沢や小津の映画はスチールでさえ匂いがありますが、この映画のここが
山田ッみたいのは感じません。
でも面白い。
なんでしょうなー。
神は細部に宿ると申しますか、日本人の美意識がくすぐられるんでしょうか。
言い訳しない、頼らない、一分が立たんのです、で納得する人間関係。
リアリズムがどうとかよりは、よりエモーショナルな、斯くあれかしという
部分に共感を覚えるのかな。

侍の矜持は日本人の手本たりえるか、という疑問はさておきこの映画は美しかった。
背筋をのばして大きく深呼吸したくなる。

[2007年1月21日 21時29分56秒]

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