記事タイトル:「ソウルドロップの幽体研究」を読了する。 |
「ソウルドロップの幽体研究」 上遠野浩平さんの書き下ろしだ。面白かった。ただいささか散漫。
[2004年9月6日 23時32分27秒]
例によって同じ空間の話らしく寺月だのイマジネーターの巫女だのがひょこひょこ
顔出し。実のところ本編は展開が行き詰まっていて、本人にも嫌気が差している模様。
ここでいう、かつては大事だった何かとはブギーポップのことではと思われ。
世界の敵の出現に伴い、自動的に表出する不気味な泡はいうなれば、腐海に蠢く王蟲
のようで、なんらかのパラダイムシフトを必要としているかの様。
いや、むしろ救済が必要なのは霧間凪の存在か。
これもいうならば埋め立て地に蟠居する特殊車両二課みたいなもんだから。
創ってる本人がそれを信じられないのなら解体するしかない。
かくして攻殻機動隊は攻性の組織として、在り続けるのだ。