記事タイトル:「ネコソギラジカル」全三巻を読了する。 


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お名前: ななかん   
「ネコソギラジカルー十三階段」
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「ネコソギラジカルー青色サヴァンと戯言遣い」
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作者云う所の「戯言シリーズ完結編」。
普通の小説になりました。
予定調和で何が悪い、ハッピーエンドのどこがいかん、と
なんだか当たり前の結論にたどりつくまでの彷徨につきあわされた感じ。
振り返ってみれば、独自性を醸していたのは「クビシメロマンチスト」だけ
だったような。
おそらく維新さんのファンも多くは期待はずれだったのでは。
誰もこの人の作品に普通の結末なんか求めてないわね。
主人公の名前は最後まで明かされなんだけど、単純に「いーちゃん」と
呼ばれているのは維新さん本人なのでは。そして「誰かの役に立ちたい」という
願いも偽らざる本音なのだろうね。
ま、収まるべくして収まったラストは一番読後感が良かったけれど、
「そして戯言はつづく。」とか云われてもな。

やっぱり、いーちゃん。あんた死ぬべきだったよ。

[2005年12月6日 23時24分50秒]

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