記事タイトル:「ブギーポップ・クエスチョンー沈黙ピラミッド」を読了する。 |
上遠野浩平さんの新作。 話が巻き戻っとる。 懐かしいのぉー、スプーキー・エレクトリック。 まぁもともと時勢通りには進んでない物語だから、これはアリなんだろうけど。 とは言え、前作のオルフェの方舟同様、なんか燃えたぜ。 「やらせないよ。」と啖呵を切ったのはよいけど勝算はあったんかいな。 こういう王道的展開を恥ずかしいなどと擦れっ枯らしに避けてはいかんのよ。 人間の精神は肉体に左右されとるんで、アドレナリンが出るような情動には 抗えない。鍛錬や荒行でそこを超えたいという希望もわからんではないけど、 記憶そのものが味や匂いや触感で構成されちゃうんだから、判断に情動が影響しない訳が無い。 だからラストの会話がまたしても泣けた。 でも先生、このネタはひょっとしてアニメ版ブギーポップからの孫引き…、おや?誰か来た。 あと、はやく霧間凪の胸に刺さった杭を抜いてあげて下さい。[2008年1月22日 21時49分33秒]