「劇場アニメ映画大好きポンポさん」公式ファンブックを読了する。

「劇場アニメ映画大好きポンポさん」公式ファンブック
「劇場アニメ映画大好きポンポさん」公式ファンブック
単行本
著者:「映画大好きポンポさん」製作委員会
原作:杉谷庄吾【人間プラモ】
出版:玄光社
初版:2022年2月26日
購入:2023年1月4日
価格:2420円(税込)


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「劇場アニメ映画大好きポンポさん」公式ファンブックを読了する。」への1件のフィードバック

  1. 読了日:2023年1月18日

    映画に感銘を受けて購入。
    原作が漫画なのは知っていたけれど、ピクシブコミックだったのか。未読。
    映画は映画の都ニャリウッドで働くしがないアシスタントのジーンが稀代の名プロデューサーと謳われたペーターゼンの孫で実力派のポンポネット、自称ポンポさんに監督に抜擢されての右往左往を描く。暗く鬱屈した青春を送ったジーンは映画だけが心のオアシスで大の研究好き。ポンポさんに言わせると「目が死んでいる」。だがそれこそが銀幕に夢を描く者の資格だと。ハイスクールの同窓で花形だったアランはメガバンクに就職したものの目が出ず、行き詰まりを感じている。思えば何でも軽く出来た自分には将来の夢などなかった。田舎では映画好きをバカにされ、役者の夢を応援してくれたのは祖母だけだったナタリーは女優志願。オーデションでは地味で華の無さを指摘され失意の毎日。だがその見栄えの悪さに勝機を見たポンポさんは、言わば当て書きでシナリオを作った。その映画「MEYSTER」の制作舞台裏が本編の縦糸だ。
    劇中ポンポさんは「一時間半以上の映画は正直観てられない」と宣い、700時間以上を撮影した「MEYSTER」も一時間半なら、この本編も一時間半。一日あたりの回転が良くなり興行時間を稼げる。それほどヒットした様でもなかったがいい映画だった。
    ファンブックと言うだけあって、スタッフの原作愛が滲み出るいい本だが、どうにも原作の絵が好かん。こればっかりはどうしようもない。

    星★★★★

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