「「天幕のジャードゥーガル」2巻を読了する。」への1件のフィードバック

1. 読了日：2023年2月20日

   うは、一気に八年も過ぎ去ってしまった…。チンギス・カンにはあまり興味なかったと見えて顔も出ぬまま病没。末子相続が普通なモンゴル族だが遺言によって三男のオゴタイが帝国を統べることとなった。だが最大勢力のチンギス軍は四男のトルイがそのまま引き継ぎ、軍事バランスの偏りは一族に不安を募らせる。今はチャガタイもトルイも父親の決定に納得しているが、これから宿敵金国を倒して中国を制覇し、帝国はもっと大きくなる。そうなった時に兄弟の絆だけで支えられるのか。ファーティマは帝国に恨みを持つオゴタイの第六王妃ドレゲネに接近し、二人で帝国に復讐してやろうと持ちかける。だがその為にはトルイの開封攻略戦を成功させねばならない。滅ぼされる金国の民から見れば自分もモンゴルの一味と謗られようが、あえてその一歩を踏み出すのだった。どうなる次巻！

   星★★★★

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