「「宇宙よりも遠い場所」1巻を鑑賞する。」への1件のフィードバック

1. STAGE 01
   「青春しゃくまんえん」
   玉木マリはここじゃない何処かで新しい自分を捜すことに悶々としている高校二年生。100万円を拾ったことから、思いもよらない冒険の日々に旅立つ。
   100万円の持ち主小淵沢報瀬はスッキリ美人なのに南極へ行きたがる変人だったが、その気持ちは本物だった。
   めっちゃ凝縮されたイイ第一話。さながらキマリにとって報瀬はメフィストフェレスの様だが、落とした100万円を悔やんでトイレのドアに八つ当たりする悪魔。
   星★★★★
   STAGE 02
   「歌舞伎町フリーマントル」
   民間の南極観測隊に紛れ込むのが報瀬の作戦だった。旅費を稼ぐためのバイト先で知り合った三宅日向と意気投合し、いざ鎌倉と踏み込んだ歌舞伎町で報瀬が披露した戦術は色仕掛けだった。「お前がやれー！」となすりつけあう三人はあっさり捕まってしまい説教されてしまう。憤懣やるかたない報瀬だったが、その雑な戦術に不安を覚えたキマリと日向からリーダーを解任される。
   民間南極観測隊というSFなギミック投入で、にわかに現実味を帯びる南極行き。だがそこは三年前報瀬の母、小淵沢貴子を死なせた組織でもあった。この光と陰。
   星★★★★★
   STAGE 03
   「フォローバックが止まらない」
   資金の足りない民間南極観測隊が編み出した金策がアイドル参加による宣伝。高校生アイドル白石結月に白羽の矢が立つ。が当の本人は乗り気がない。結月のマネージャーで母親の弓子から説得を頼まれる三人。なんとかご機嫌を取って南極へ行こう！と画策するも仕事優先で友達の一人もいないと聞かされ同情してしまう。東京へ出るついでに結月を見送ろうとする三人に、そんな友達みたいなことされたのが初めてな結月は感動し、三人一緒ならと母親に報告する。
   若いのに芸歴は長く、子供子供した時代を得られなかった結月は人一倍の甘えたがりだった。おっかなびっくり船出する四人目の少女。
   星★★★★

   返信 ↓