「「宇宙よりも遠い場所」2巻を鑑賞する。」への1件のフィードバック

1. STAGE 04
   「四匹のイモムシ」
   南極行きが現実になって体験訓練や座学が本格化し始めた。学校も休学になる。保護者に許可をもらわないとだけど、なぜかお母さんは知っていて…。訓練では観測隊隊長の藤堂吟と前川かなえがみっちり教練。貴子と吟は高校生からの親友。観測隊計画の初期からのプランナー。その内の一人は南極から帰って来なかった。「やらないと言う選択肢はない」そう言い切るかなえの気持ちは彼女一人のものじゃない。
   大人組の覚悟のほどが見えてくる。そしてキマリの悶々にもはっきりとした意志が固まって来た。何処かじゃない、南極へ行くのだ。
   星★★★★
   STAGE 05
   「Dear my friend」
   幼い頃から影になり日向になりキマリを支えてくれていた親友のめぐっちゃん。南極へ出発する日の朝、キマリの前に現れ絶交を宣言する。実は報瀬やキマリの悪口を垂れ流していたのは自分だったとの告白。意志を持って前を向いたキマリを見て気付いた、依存していたのは自分の方だと。
   それとなく意地の悪さが描かれていためぐっちゃん、ここへ来ての展開には驚かされた。この告白も自分のためだと嘯くがキマリを親友と思うからこその絶交を見透かされ無効を返されてしまう。まさに青春だ、蹉跌だ。
   星★★★★★
   STAGE 06
   「ようこそドリアンショーへ」
   砕氷船の待つオーストラリアへ向かうため、トランジットでシンガポールへ降り立つ四人。渡航経験のある結月以外はお上りさんよろしく浮かれまくり。ところが日向のパスポートが見当たらない。明日はフライト。日向は三人で先へ行け、と言うが報瀬は譲らない。例の100万円でビジネスクラスを買い叩く。「南極にはこの四人で行く！今の私の最優先はソレなの！」立派な啖呵で買い取ったチケットをなおそうと開いたバックには日向のパスポートが…アレ？
   海外旅行あるあるで閑話休題かと思いきや、四人の結束が深まり、陽性の日向の意外な側面が。ナイスな展開でホレボレする。
   星★★★★★

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