「戦争は女の顔をしていない」1巻を読了する。

「戦争は女の顔をしていない」1巻
「戦争は女の顔をしていない」1巻
単行本
著者:小梅けいと/原作:スヴェトラーナ・アレクシェーヴィチ
出版:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
初版:2020年1月27日
購入:2020年1月26日
価格:1100円(税込)


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「戦争は女の顔をしていない」1巻を読了する。」への1件のフィードバック

  1. 読了日:2020年1月27日

    内容はよくある戦場ルポだが…これはすごい本だ。第二次世界大戦の中でも甚大な被害を出した独ソ戦、ソ連側が云うところの大祖国戦争に従軍した女性兵士の証言に的を絞った構成。その悲惨さたるや…。狙撃兵、衛生兵、機関士、パイロット、ありとあらゆる場所で、志願して戦争に参加する女性達。「戦争中何が怖かったかって?死ぬことだと応えて欲しいんだろ?違うのさ。男物のパンツを穿いていることだよ。」「幸せとは何か?…死体だらけの戦場で生きている人を見つけた時です。」生々しい証言の力強さ、それを裏打ちする描写力、ドイツ側の証言も見てみたいが…、1巻というからにはこれで終わらない様だから、刮目して待つとするか。傑作だった。

    星★★★★★

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