「薔薇はシュラバで生まれる」を読了する。 投稿日時: 2020年2月17日 投稿者: ななかん&かりくに 「薔薇はシュラバで生まれる」 単行本 著者:笹生那実 出版:イースト・プレス 初版:2020年2月16日 購入:2020年2月13日 価格:1200円(税込) 漫画記事一覧に戻る
読了日:2020年2月17日 もうこの表紙で面白感を期待させる!良本であった!70年代、綺羅星のごとく活躍された少女漫画家とそのアシスタントのいろんな事情。確かにあの頃の少女漫画には変革への強い意志が感じられた。漫画そのものを分厚くブローアップした感があった。黎明期から漫画を牽引されてきた大御所ですら、「少年漫画はこういうもの」「それにくらべて少女漫画は…」みたいなことを平気で語っていた時代だ。それに対して力まず怒鳴らず、作品で見返した黄金期。その空気感がここにはある。いずれそれも年寄りの繰り言になるだろうが、残された作品は嘘を吐かない。遠く離れた世代にもあっと驚くショックを与えるだろう。その渦中に現場に居られた著者の幸福を少し妬ましく思う。 面白かった! 星★★★★★ 返信 ↓
読了日:2020年2月17日
もうこの表紙で面白感を期待させる!良本であった!70年代、綺羅星のごとく活躍された少女漫画家とそのアシスタントのいろんな事情。確かにあの頃の少女漫画には変革への強い意志が感じられた。漫画そのものを分厚くブローアップした感があった。黎明期から漫画を牽引されてきた大御所ですら、「少年漫画はこういうもの」「それにくらべて少女漫画は…」みたいなことを平気で語っていた時代だ。それに対して力まず怒鳴らず、作品で見返した黄金期。その空気感がここにはある。いずれそれも年寄りの繰り言になるだろうが、残された作品は嘘を吐かない。遠く離れた世代にもあっと驚くショックを与えるだろう。その渦中に現場に居られた著者の幸福を少し妬ましく思う。
面白かった!
星★★★★★