「ミッドサマー」を鑑賞する。

「ミッドサマー」
「ミッドサマー」
配給:ファントム・フィルム
制作:A24 FILMS
脚本:アリ・アスター
監督:アリ・アスター
2020年2月21日封切り

全世界的に評判のホラー映画?「ミッドサマー」を観て来ました。
映画館は一人きりで貸切状態の中、観たこの映画はこんなご時世にはピッタリのクソ映画でした。多分、映画館で見るよりTVとかで深夜に見るのが正解じゃないかな。

ネタバレはないと思う。

とにかく出てくる人間がどいつもこいつもクソったれ野郎で、誰にも感情移入出来ないが、特に悪人と言う程でもなく、どこにでも居そうな弱い人たちだ。惨劇の舞台となるホルガの村でもそれは同様で、最初からハメるつもりで歓待しているのが嘘でなければ、やってることは無茶苦茶だが、誰一人悪意を持って動いていない。
「見ろ!人間はこんなに弱く、嘘つきで、簡単に死ぬンだぜ!」的なクソ映画が好きな人には何十年ぶりかで期待の新星登場だろう。
クソ映画に有りがちなシナリオのアラがいくつか見られる。最大のものは90年に一度という祝祭のスパンの長さだ。あの村にいる人は誰一人前回を知らないだろう。自分の好みとしてはもっと酒池肉林してドッカンバッタン殺戮して欲しいが、20分程追加されたディレクターズカット版ではその辺の期待には応えてくれてるのかも。なんにしても二度観たいとは思わないだろうとの監督の意見には賛成だ。クローネンバーグとかが好きな人にはいいかも知れない。


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「ミッドサマー」を鑑賞する。」への1件のフィードバック

  1. これをイイとか面白いとか言うひとは、ああいう世界に縁のない幸せな人なんだろう。「世界の奇習」とかドキュメントを眺めてる気分なんだな。こっちは毎日がホルガの村ですよ。周囲には悪意しかない。

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