「シン・ウルトラマン」を鑑賞する。

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「シン・ウルトラマン」パンフレット
「シン・ウルトラマン」
配給:東宝
制作:スタジオカラー
原作:円谷プロダクション
脚本:庵野秀明
監督:樋口真嗣
2022年5月13日封切り

観て来ましたよ。冒頭から余韻もへったくれもなく、空想特撮映画、ドーン!ですから、当時のウルトラシリーズの唐突さまんまな始まり様。しかし「禍威獣」とか「禍特対」とかどこのヤンキー言葉なのか…。それも束の間、宇宙から降って湧いたウルトラマンの登場で全て消し飛ぶ!格好いい!ダッと構えてから出すスペシウム光線の威力たるや…、一気に物語世界に引き込まれる。面白かった。多分ネタバレはないと思うが、原作「ウルトラマン」のエッセンスをこんな綺麗にまとめ上げる膂力に恐れ入った。ちゃんとマンの世界観が表現されてる。このスタッフで「ウルトラセブン」を観てみたい!
ただ漏れ聞こえた「実写版エヴァンゲリオン」の感想に不安も覚える。違うんだ、逆なんだ。「宇宙戦艦ヤマト」を撮れないから「ふしぎの海のナディア」が出来たし、「ウルトラマン」を撮れないから「新世紀エヴァンゲリオン」が生まれたんだ。それが今は向こうから撮ってくれ作ってくれと寄ってくる。本人的にはこの方が幸せなのかも知れないが、出来ないから工夫して作ったオリジナルを期待する自分などはしばらくお預けを食らいそうで。それでも「シン・仮面ライダー」はいそいそと観に行くし「シン・ヤマト」などあったりしたら何をさて置いても観るだろう。「シン・ガンダム」と「シン・ナウシカ」…はさすがに無いかな。両監督に殴られる覚悟でやって欲しくもあるが。


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庵野秀明展を鑑賞する。


どうも思ったほど人が行ってない様なのでフラっと訪ねてみました。懐かしいJR天王寺駅。


うわー、空中回廊(歩道橋)健在だー。ここで数多のアマチュア映画が撮影されたことか…。


展覧会はあべのハルカス美術館で開催中。ここは元近鉄ターミナルビルがあったとこだね。


16Fの展望台。


高さ300メートルを超える有料の展望台はこの50階上。


ここでもいい見晴らしだ。左の奥が天王寺公園と大阪市立美術館。


あべのハルカス美術館に到着。常設展とかはないのね。どういう趣旨で置かれたのかしら。

「庵野秀明展」図録
展覧会図録 4620円

内容は一部を除いて写真撮影も可だったようです。
入場料は大人1900円。当日券があったので苦もなく入場。
一人のオタクが天下に我ありと号令するまでの歴史が辿れます。
当時の(DAICON III開催時)の熱気を懐かしく思い出しました。
そして一抹の寂寞感。
言葉にすれば「オレは庵野秀明にすら成れなかったな…。」という気持ち。
どっか馬鹿にしてたからね。
所詮借り物でしか勝負できんと。
石ノ森章太郎や樹村みのりにはそんな気持ちを抱かない。
「自分をみてごらん。いまの君ではたとえどんな翼がついたところで重たくて飛べないだろう」


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少佐はやはり宇宙がお似合いですなぁ。
延喜式内神足神社。
マキノ高原林道西山線。
庵野秀明展を鑑賞する。

「シン・エヴァンゲリオン劇場版」を鑑賞する。

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「シン・エヴァンゲリオン劇場版」パンフ
「シン・エヴァンゲリオン劇場版」
配給:東宝・東映
制作:スタジオカラー
原作:庵野秀明
脚本:庵野秀明
監督:鶴巻和哉/中山勝一/前田真宏
2021年3月8日封切り

前作:Qから十年ぶりの完結編「シン・エヴァンゲリオン」を観て来ました。
面白かった!
以下ネタバレあり。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ダウナーな内容だった:Qのその後から話は始まるが、なんと開幕巻頭はパリ凱旋門をめぐる戦闘だ!なんかそんな気はしてたんだが…。
花の都パリもLCLの海に沈み人は居ない、がどうもシンジインパクトの前から対ネルフ用の装備がヴィレによって保管されていたらしい。
ネルフはもはや見境なしに人類を攻撃しており、その技術力は使徒の生物兵器化も 可能にしている。
そして:Qでは描かれなかった難民の生活!旧箱根の難民キャンプには成人した鈴原や相田がッ!ここが泣ける!
:破で出て来たLCLの無害化装置がこんなところで生きてくるとは!
シンジが必死で頑張っていたことを知っている鈴原や相田はシンジを責めない。
ネルフ以外の生活を知らない黒波は見るもの聞くもの新鮮で興味津々だ。
人間としての情動を揺すぶられた黒波はシンジにも村での生活を勧める。
そして明かされる式波と黒波の秘密…。なんという下劣なことを…。
ネルフ許すまじッ。
黒波の別れの挨拶を聞いたシンジはヴィレに戻る決意を固める、父を止めなければと。
人類補完計画の最終段階を実行するべく、原罪の地南極を再び開こうとするネルフに対し、最終決戦を挑むヴンダー。
戦いの火蓋は切って落とされたッ!
クァー!燃える!泣ける!暴力や恐怖では解決しない闘争!
:序を観た時にチルドレンを救う話にしたいのかなぁと思ったけど、見事に救ってくれた!
エヴァンゲリオンが存在しない世界の創生。漫画版のラストのような爽快感。
まさに新世紀!
ようやく宿題を終えましたな、庵野氏ッ。お疲れ様でした!👍


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「シン・ゴジラ」を鑑了する。

「シン・ゴジラ」パンフ
「シン・ゴジラ」
配給:東宝
制作:シネバザール
原作:香山滋
脚本:庵野秀明
監督:樋口真嗣
2016年7月29日封切り

なんだか即座に上映が終了しそうなので、あわてて庵野ゴジラを観て来ました。
総監督は企画会議で面白い日本映画を作ろう!とおっしゃったそうですが、
観ている間中、過去の名作邦画の数々を彷彿とさせてくれました。
「犬神家の一族」や「ゴジラ」「日本のいちばん長い日」
「機動警察パトレイバー」など。
そして素晴らしい映画の必須条件、勝利する脚本!のことなど考えていました。
今回、庵野さんはスーパーバイザーであるだけでなく、
脚本を書かれたというので、
非常に気にはしていたのです。
良い映画は常に脚本がすでに勝利している。
このひとが「宇宙戦艦ヤマト」を撮ってくれたら、
どれほど素晴らしいモノになるだろうかと。

率直に云って大変面白かったです。

以下激しくネタバレ有り。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
冒頭、漂流船が東京湾内に浮いていると云うので、
海上保安庁?が調査に向かうところから、
映画は始まります。不安感を煽る上手い導入です。
当然の様に不安は的中し、湾内に異変が発生。大きな熱源が海中にあるらしい。
交通繁華な東京港のことです。直ちに現場レベルから国政上の問題へと発展します。
この対応策を練る政府の描写が素晴らしい。
最初大したことなかろうと、常識論にあぐらを掻いている閣僚たちが、
次第に本気になり始め、出来る範囲の最善を尽くし出す。
にも関わらず事態の進展は人間の予測を超えて拡大し、
とうとう巨大生物の都内侵攻を許してしまう。
お殿様のごとく「良きに計らえ」で済ましていた総理も
部隊創設以来初めての自衛隊による武力行使の決断を迫られてから、
変わっていく。
観る人によっては愚かな判断と取られそうな最初のヘリ攻撃。
避難民がまだ居ると聞いた総理は迷うことなく攻撃の中止を命令する。
立派だ。俺はあんたなら支持するよ!
その所為で千載一遇のチャンスを失ったかもしれないが。
そして第二次ゴジラ鎌倉上陸。
このデザインの変更巧いなぁ。勝てる気がせんものな。
自衛隊の飽和攻撃をものともしない巨体。
絶対防衛線が破られたことによる政府機能の立川への移転。
「都内にまだ国民が残っているのに!俺が逃げられるか!」
冒頭のヘナチョコ総理が嘘の様だ。
安保協定に則った米軍によるバンカーバスター?攻撃には、
さしものゴジラと言えど血反吐を吐くが、そのことが却って東京を火の海に。
粉骨砕身、国家と国民を守るべく尽力してきた内閣もこの攻撃で塵と化す。
この後、臨時内閣を押し付けられる総理も良かった。
人事入閣と揶揄され昼行灯扱いの凡夫。その人が、
自衛隊、極東米軍の失敗から国連軍による熱核攻撃を強制され、
否やと言えぬ現状に鬱屈としながら、ゴジラを生物学的に停める作戦の時間稼ぎの為に、
フランスの大使に深々と垂れる頭!

大の大人が全力で戦っている姿がここにはある!

まぁ新世紀エヴァンゲリオン「決戦、第3新東京市」の二番煎じじゃんと、
思わない事もなかったが。


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「ヱヴァンゲリヲン:Q」を鑑賞する。

急がQになってはや三年?
以下ネタバレ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
カヲル君、君はまた失敗しとんかい!

相変わらずアクションシーンは手に汗握るダイナミズムだけど、
そのシーンの意味する所が説明されないので、なんであんたがここに?状態。
正直、序、破、と続いたシンジサン無双伝説が真っ向否定された話
なので、ああまたここかという面持ち。
マリとアスカが共闘するんならふたつに分ける意味なくね?
ネルフ側のパイロットは全部綾波で十二人居るとかくらいの
ネタかましてくださいよ。
もういいよ、トップ2とかフリクリめいた話は。
レイズナーの第二部かよ。
日向君をネルフに残して裏切り者呼ばわりしてたらもっと徹底してたのに。
十四年と云わず百年後でもオーケーだったな。
そして時あたかもパリ万博、一人の少女がエッフェル塔に降り立つのだ。

いや、でも面白かったけどね。
エヴァファン・ガイナファンが作ったフィルムだと思えば。


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