SF短編集コンプリート・ワークス07「ポストの中の明日」
ビッグコミックススペシャル
著者:藤子・F・不二雄
出版:小学館
初版:2023年4月12日
四刷:2023年7月1日
購入:2024年2月24日
価格:1111円(税込)
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「SF短編集コンプリート・ワークス/藤子・F・不二雄」関連項目
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価格:1111円(税込)
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読了日:2024年7月23日
70年代後半。この辺は毒が効いてるし話に筋がある。「ポストの中の明日」読んだ事ない。デジャビュだと思ってたが明日の新聞を見るに至り…富士の樹海で遭難した中学生たちのサバイバル。「アン子大いに怒る」読んだ事ない。エスパー魔美のプロトタイプ。魔女の血を引くアン子が超能力に目覚めて…。おお、全てがここにある。「なくな!ゆうれい」カエルの石像に取り憑いた幽霊が生前の恨みを晴らそうとするが…。この間の抜け方、尋常でない。かつ恨みを晴らして成仏するとか、オチがカッコ良すぎる。「ひとりぼっちの宇宙戦争」傑作だ。自分のクローンと地球の明日を賭けた戦い。負ければ大事な人達が食われたり奴隷にされると知って彼は…。もうこれだけで映画になる。知能も体力も自分並みと言うところが味噌。「ボクラ共和国」読んだ事ない。しかし傑作だ。マイ国家がより前向きに。民主主義かくあるべし。「僕のオキちゃん」読んだ事ない。沖縄海洋博の宣伝?懐かしい。あの頃は未来に夢があった。「世界名作童話」ショートショート。二ページで終わる世界の名作。眠り姫が目覚めた後の話が良かった。「おれ、夕子」読んだ事ない。だが傑作だ。死んだクラスメートの父に娘が君を好いていたと言われ、情緒不安定になった俺は…。リチャード・マシスンか!関係のない第三者が顛末を語るのとか如何にもミステリーゾーン。自分の娘に非道を諭されるとか涙しかない。「みどりの守り神」絵は荒いが傑作だ。航空機の事故から目覚めると山の中だった。生き残った兄ちゃんと街を探しにサバイバル。辿り着いた東京は緑のジャングルになっていた。そこで知った真相は…。映画の脚本としてもいける。今でも鳥の渡りを見るとこの作品を思い出す。
星★★★★