記事タイトル:一概と気違いは似て非なるものか 


下欄へ  
お名前: ななかん   
わたくしの行いの過ぎた御仁が、周囲に迷惑をだだながしにしている時、
誠実の人、これを注意するに一時は神妙に頭をたれしが、すぐに
迷惑をかけし相手に毒づく事しきり。

よく理解しえないが、「お前らが文句を云わないから恥をかかされた」と
考えているらしい。
まるで幼稚園児の自我に等しき様。まま、これに近しき社会性、関係性を
身辺に散見すること少なからず。

何故にかくも幼稚の人、後を絶たぬかと思うるに、はたと合点いたしきこと、
「コワイおじちゃんに叱られるから止めなさい。」
若き母親の常套句。責任の所在をあいまいにし、行動の規範を与えない。

無責任な親に育てられし子が、責任ある態度を取れぬは道理か。

悪党は一人でも「党」だが、善人はおおよそ個人の域を出ない。
悪人は共通の利益のためなら、合同も辞さないが、
善人の善行はあえて徒党を組むものではない。

ゆえに善は悪に勝てない、と物の本に。
一概に納得し難きことなれど、筋道は通っている。

[2003年11月19日 22時14分4秒]

記事一覧に戻る