記事タイトル:仏罰 


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お名前: ななかん   
文京区音羽に開山する護国寺は五代将軍綱吉が母親の信仰にそって建てたお寺です。
生類憐れみの令の基になった訳ですが、インテリで実学を軽んずる綱吉にとっては
孝を実践する良い機会だったのでしょう。
その山門にあがる石段で蹴つまずいて倒れ、鼻の骨を折り、漫画のように血を吹いた
ものですから周りの人がびっくりして、救急車に担ぎ込まれ、一週間ほど入院していました。

今考えても鼻を折った経緯がいまいちわからない。
なぜに無防備に顔から倒れたのだらう?

実はいまも折れたままなのですが、しばらくしてから形成の手術があるようです。
折れた鼻を折り直して、もとに近い形に戻すわけですな。
結構野性味のある手術らしいので、患者がビビらないように全身麻酔だそうです。
そりゃ安心だね。
そんなわけあるかーい!

それにしてもそんな訳ですから放り込まれたのも六人部屋だったのですが、最初の
同房者は皆落ち着いたおっさんでした。自分はけがの痛いのと大量の出血で気も
まわらなんだのですが、あとから入ってきたじいさんと若い中国の人がなんともな
俺様振りで、けがも癒えてきて気がつくようになるとなんとも堪え難い同居生活でした。

60過ぎで孫が四人もいるのに、小学生なみの抑制のなさ。
あんなひともおるのですな。
なんのための人生なのでしょうか。本人は満足してるらしいからいいのか。

そうそう。鼻の奥に溜った血糊をノズルで吸い出されたときは痛かった。
脳みそまで吸い取られるかと思いましたよ。いえ思いませんでしたが。
吸い取られて感じる「血」の重み。ああ重かったのだな、と。

[2006年3月16日 22時20分22秒]

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