記事タイトル:春が立つ日。


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お名前: ななかん   
本日は立春だそうで。
関東は折からの寒波で雪などチラついていましたが、
確かにここしばらくの日の伸びはものすごい勢いです。

そんな時節にパレスチナでは過激派のハマスが議会を掌握。
イスラエルでは右派代表として中道をさぐっていたシャロン
首相が病気による引退、一気に右傾化が進むとの観測。

デンマークではマホメットをテロリスト扱いした風刺画が
イスラム社会の神経を逆撫でし、険悪な状態に。
そもそも聖者の偶像を認めないイスラムの戒律が、風刺や
諧謔も許さないのは、言論の自由という西欧社会の根幹を
否定するものだ、として双方にらみあい。
社会基盤に関わる問題になりそうなので、政治的には静観して
自然に鎮静を待ちたいところらしいが。

わたしの意見では、言論の自由を世界の常識としていただきたいので、
今回はムスリムにゆずっていただきたいが、事の発端となったらしい
「マホメットのテロリスト姿」というのは風刺というには度が過ぎる。
もしキリストがアナルセックスしているイラストが新聞に載ったら、
キリスト教徒はやっぱり怒るだろうよ。それぐらいは思い至れよ。

フランスのル・モンドが掲載したという、「私はムハンマドを描いてはいけない」
という文字の羅列で遠くから見るとマホメットの顔に見えるとかいうイラストは
なかなか諧謔が効いている、と思う。

そんな立春。

[2006年2月4日 22時36分31秒]

お名前: ななかん   
風刺画騒動の方は、なんだかとんでもない騒ぎになりつつあるよう。
今日もコーランの内容を印刷したトイレットペーパーを、売ろうとしたドイツ人が
逮捕されたとか。もはや風刺でもなんでもない、単なる侮辱ですわね。
どうしてそんな人の嫌がることを平気でするのかなー。
ムスリムの憤りに便乗した、テロリスト&アメリキ政府をうれしがらせるだけなのになー。
コンディとか、黒人で女性なのになんでラムズフェルドとかのネオコンと協力するのだろう?
あいつら、腹の底では「女とは家畜」「黒人は人じゃない」とか思ってるよ、きっと。

これも意味の無い思い込みかのー。だったらそのほうがましなのだけど。
狂牛病でヨイヨイになった牛の肉を、ばれないうちにさばいちまえッてな国だからなー。
なにせお米の国は。
ヘロヘロの鉄筋住宅を売りつけておいて、倒壊は地震のせいにしようーってな
日の登る国も人の事は云えんけどなー。

[2006年2月10日 16時14分52秒]

お名前: ななかん   
侮辱も風刺のうち、と騒動のもとになった作家の発言。
そうなんか?
確かに風刺とはからかいの心、相手の極端な反応を引き出すのが
狙いではあるのだろうけれど。
そうでなくとも、イスラム系移民は欧州で切実な問題になっているはず。
この段階でムハンマドをこきおろすのは、白人低所得者層のガス抜き程度にしか
ならないのでは。
この人の場合はそんな政治的な思惑より、表現の自由は思想信条の如何に関わらず、
人類の普遍的な権利である、と云いたいだけのようではあるが。
その姿勢に点いては賛成。

でも、「侮辱が風刺」?
権力者に対する風刺がしばしば侮辱的であることを指して云っておられるのかな?

[2006年2月18日 23時8分9秒]

お名前: ななかん   
ハマスによる組閣は意外や中道路線を取った模様。
さすがに国政を握ると慎重策を選ぶものか。
あとはイスラエルの出方次第ではあるが、この場合厚かましく、声の大きい奴のほうが
力が強いので、なかなか対話が成立しないような。
イスラエル成立の根拠。
聖書とサイクス・ピコ条約以外に何かあるのだろうか?

[2006年2月21日 9時19分48秒]

お名前: ななかん   
表現の自由を盾に取って、侮蔑を正当化するな。と国連事務総長の発言。
ですよね。
今回の騒動も底辺には蔑みが感じられるもの。

日韓併合、支那事変、満州建国。
どう言い繕ったところで、相手を侮っておったんでしょうよ。
そんな腹が見えるから、プラスの面すら認めてもらえんのですよ。

[2006年 2月27日 23時 3分 2秒]

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