記事タイトル:仕置きの依頼 


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お名前: ななかん   
音羽町の元締めのもとへ、今日も闇の仕置きの依頼が届く。
「始末して頂きてェのは、あっしのお袋なんでさァ。」
「なに?お袋さんを?なにやらこみいったご事情がおありのようだが、
 納得のいく理由がなけりゃ、この仕置き、お引き受けできかねますぞ。」

このように仕置きの世界でも近親者の始末は、よほどの事情でもないと
出来かねるのが常法。(そうなんか?)
それをクラスメートに頼み、しかも標的たる母親の預金から払うって、どういう
経緯よ。例え止むに止まれぬ理由があったにしろ、依頼者の無道振りは万死に値する。

どのように愚かな家族でも、なんかしら笑いあえるそんな時間もあったろうに。
奈良で医者の息子が家族を焼き殺した一件といい、この稚内の依頼殺人といい、
あまりにやるせないではないか。
九州の居候に家族で殺し合いさせられた事件など、一体この国はどうなって
しまったのかと、思わせる。
漫画じゃないんだから、家内安全も守れないような人達に愛国心など
芽生えようも無いぢゃないか。
ひどすぎる。

[2006年8月30日 9時48分58秒]

お名前: ななかん   
なんかエロゲーの「腐り姫」を思い出す。
あれは魔性に憑かれた妹が家族に殺し合いをさせるのだが、
当の妹も死んで一人になった主人公がぽっと思い出すのが
みんなで行った精霊流しの夜なのだ。
普段病弱で表に出ることのない母親が、それでも子供に
手を引かれて、うれしそうにしている光景。
それ以外に家族団らんの記憶などまったくないのだが、
それでもあれは家族だったのだ、と思えた時、その
誰一人今は傍に居ないという事実が主人公を責めさいなむ。
またここでかかるBGMがよいのだが、それはさておき。

あまりに想像力がなさすぎる。
即物的。
こういう人達にはきっと菅原道真も怖くないんだろう。
幽霊なんか信じないし、畏れもないのだろうね。
それとも殺してから「あれ?なんか違う?」と
初めて気付くのだろうか。
奈良のボクはなんかそれっぽいけど。

[2006年8月30日 10時7分33秒]

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