記事タイトル:物欲。


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お名前: ななかん   
法隆寺 模造仏像盗まれる 国宝格子、一部損壊 近隣寺犯行の男逮捕

 聖徳太子ゆかりの世界遺産、奈良県斑鳩町の法隆寺で五日午前八時半ごろ、
西室(にしむろ)と呼ばれる国宝の建物の格子が壊され、中から文殊菩薩(ぼさつ)像
の模造品(高さ七十四センチ)が盗まれているのを寺の職員が発見し、県警西和署に通報した。
さらに同日午前十一時五十分ごろ、聖徳太子生誕地の寺として知られる同県明日香村の橘寺(高内良正住職)
で、本堂の薬師如来(にょらい)像(高さ約八十センチ)を盗んだ男を寺の職員らが取り押さえ、
橿原署が窃盗の現行犯で逮捕した。
 男は埼玉県朝霞市朝志ケ丘、ネイルサロン経営、大隈光祐容疑者(43)。上着内ポケットに、
折り畳み式のこぎりを所持しており、県警は法隆寺の事件も大隈容疑者の犯行の可能性が高いとみて、
文化財保護法違反や窃盗の疑いで調べている。
 西和署の調べでは、法隆寺では、建物東側の長さ約一・八メートルの木製格子二十九本のうち、
六本がのこぎりのようなもので切断され、抜き取られていた。犯人はこの格子のすき間から侵入し、
像を盗み出したらしい。他の仏像を物色した跡もあった。西室は四日午前には異常なかったという。
 西室は三経院と同じ建物の北側の部分。鎌倉時代の再建で、昭和三十年に国宝に指定された。
盗まれた像は五重塔内にある国宝の文殊菩薩像を模して作られた昭和の作品で、重さ約十キロ。
 一方の橘寺では、本堂内で平安中期作の薬師如来像が厨子(ずし)から床に落ち、
大隈容疑者が像の台座をバッグに入れようとしているのを、物音を聞いた男性職員(64)が気付き、
僧侶らと取り押さえた。像は本堂にある仏像の中では一番古く、落下した際に両手が破損した。
 橿原署の調べに、大隈容疑者は「ほしかった」と容疑を認めているという。

(産経新聞) - 2月6日2時58分更新

なんかまだいろいろありそうですな。
収集癖の強いマニアが大切な仏像を破損したりするだろうか。

[2006年2月6日 10時4分44秒]

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