記事タイトル:清々しい朝 


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お名前: ななかん   
今日ものこぎりで首を切った、とか多重債務者の懐を狙った振込め詐欺で自殺とか、
子供に食事を与えずに餓死させた親とか、因縁を付けた相手に日本刀を振り下ろす
馬鹿とか、なんとも人生を無駄遣いする愚か者が後を絶たず、こんな様で不快指数の
高い夏を迎えるのかと思うと、納涼感をそそらせずにはいられない。

大正最期の年に出生され、昭和・平成と過ごして来られた古老が「戦争も悲惨だったが、
世相は今のほうがひどい。歴史に前例のないことではないにしろ、わたしの知っている
日本でここまで荒れているのは初めてだ。」とかの述懐。
そうなのかえ?
「こうなっちゃこの国もお終ぇよ、なぁ旦那。」
「そのことよ、そのことよ。」

とはいえ、それもせいぜい八十年。
京都なんか百年近く廃墟同然だったのに今や百五十万観光都市じゃん。
死体が累々と流れたまってた鴨川で納涼床ぢゃん。
厭でも続けざるを得んのよ。生きてある以上は。

にしても家族で殺し合いとは…。
誰が味方になってくれるって家族が一番なのに。
考えてみたら源氏も平氏も親兄弟で殺しあっとるな。

おればこその家族。
三界におのれひとり、なんて気取ってられるのもせいぜい五十年ですよ?

[2006年7月29日 9時21分57秒]

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