記事タイトル:マイクロソフトの思惑 


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お名前: ななかん   
来年半ばには販売されるであろう次期WINDOWSに新しい
日本語フォントが組み込まれるそうである。
フォントフタイプをクリアータイプといい、
「メイリオ」というゴシックタイプのフォントである。
「メイリオ」は「明瞭」からきているそうだ。
マイクロソフトの担当者曰く、
「これまでの印刷環境とモニタ環境には不整合があった。
メイリオはモニタでの可読性を向上し、印刷にも適合する。」

ちょっと待って下さい。
その不整合はもっぱらマイクロソフトによって拡大され、
アドビとアップルでオープンタイプフォントを提案する事
でようやく解決の兆しを見たのではなかったのでしょうか。

盗人猛々しい、勝てば官軍とはあんたらのことだ。

せっかく出来つつ有る統一環境を、おそらくは自社利益の
ために反古にする。オープンタイプ作成の際に何故、クリアー
タイプのアイディアを提案しないのか。オープンタイプ2と
してバージョンアップしても良いではないか。
そんなに権益を主張したいのか?
さすがは生き馬の目を抜く資本主義の総本山である。

モニタでの可読性をひきあげる、という着眼点はよいと
思うが、このフォントは印刷品質を維持しているのだろうか。
例によってプリンタが狙いだというのであれば、再び印刷
は環境として孤立する。オープンタイプもシェアが望めなくて
頭打ちになるだろう。

マイクロソフトの目論みがわからない。
印刷業は絶滅しろ、ということかな?

[2006年5月17日 9時36分13秒]

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