記事タイトル:美人の条件 


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お名前: ななかん   
神奈川県はブスが多い。
大きなお世話ジャーイ!と大向こうから声が掛かりそうな
意見を聞きまいた。
大意はこうです。
東北(トウホグ)や北海道(アイヌコタン)の娘どもは
田舎暮らしを表に出すまいと、元々素養のあるところへ
化粧にも余念ないが、神奈川県民は基本的に江戸ものより
自分らのほうが上だという先入観がある。
地が悪いところへ我流を通そうとするから、勢い田舎者
まるだしになる、のだと。
なんか書いてるだけでムカムカしてきますが、つまり
流行に敏でその年のモードに合わせて、くるくると自分を
変えていける人が所謂美人である、と。

関東の美学を「粋」、関西のそれを「実」とするなら、
そのどちらにも属さない、強いて云えば「雅」だらうか。

云っているのは神奈川県の女性なので、自己分析的な側面も
あるか、とは思うのですが美醜の基準がそんなところにある、
というのはそれだけここが都風に侵されている、という
顕われのように思われました。

大阪が江戸時代は幕府の直轄地で、藩主を持たないにも関わらず
商業の中心地として豪商を生んだ、という歴史的背景が浪速人の
身上に大きな影響を与えている、というのは司馬遼太郎さんの
分析ですが、豊臣政権の都として徳川の軍門に下った、という記憶も
抜きにしては語れない様に思います。
上に藩主を戴かないので、他の地域に較べると慎みという美意識に欠ける。

欠点というのは往々にして長所でもあります。二律が背反する、と
思い込んでいれば、あからさまな解決法でも理解することは叶わないでしょう。

[2006年5月22日 14時8分13秒]

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