記事タイトル:梅田ピカデリー閉館 


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お名前: ななかん   
昨日、だったそうだ。
泉の広場アガル、松竹直営映画館である。
大阪で覚えのある映画館はほとんど閉館してしまった。
OS劇場、梅田グランド、阪急プラザ、大毎地下、いずれもそこで
初めて観た映画とともに思い出の中にある。
梅田ピカデリーでは「機動戦士ガンダム劇場版」を
興奮しながら待っていた。開場の二時間も前にやってきて、
それでもすでに行列が出来ているのである。
今では考えられないが、まったく退屈しなかった。
チャンピオンまつりでも、まんがまつりでもないのに、
子供が映画館に並ぶ図は当時としては珍しかった。
多分嚆矢は「宇宙戦艦ヤマト」だったのだと思うが、
なにかしら同志めいた共闘感があった。
劇場の大スクリーンで観るサイド7侵入シーンは、
TV版のブローアップとは云え、書き下ろしカットもあって、
何度観ても興奮したものだ。

「イデオン発動編」もここで観たなー。

今は寂れたショボい映画館で、多分入ったこともない若い人には
見苦しいものがひとつ片付いたくらいに思われてるでしょうが、
片隅でも新聞にこれを取り上げてくださった記者さんは、ひょっとしたら
あの時となりに並んでいた誰かなのかもしれません。

ありがとうございました。

[2011年1月17日 13時45分]

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