和田慎二さんが亡くなったようだ。
詳細は不明。（虚血性心不全と報道。享年61歳）
横山光輝さんの時にも思いましたが、
この方達はわたしの一部を成していると云っても過言ではない。
多くの影響を与えられましたが、でもそれも昔の話です。

弔意を述べる方々のどれぐらいが今の連載作品を読んでおられるのか。
わたしはどちらの遺作も読んではいなかった。
和田慎二さんなどはもうスケバン刑事の中頃からずっと読んでない。
でもお二人は最期まで漫画家だった。
わたしが読もうが読むまいが作品をずっと描かれていたのである。
懐かしのアノひとなどでは断じて無い。

同じく漫画家の谷口敬さん。
レモンピープルでロリコン漫画など描かれていた。
最近作品を観る機会を得て、動向を伺っておりましたが、
この三月の震災からずっと鬱の発作に悩まされて居られた由。
最近になって病状が悪化し、どうも入院された様子。
売れないと云う事を気に病んでおられました。
子供も居らず、結婚もせず、実家にも頼れず、
漫画だけに没頭して、その漫画も発作で描けなくなった。
別に食えなくても漫画はずっと描いていられると、
そう思っておられたそうです。

それがなかったらわたしは死ぬ。
それほどに思い詰めても、結果はいろいろです。
その通りに死んでしまう人も居れば、ずるずると生きながらえてしまう人も。

和田慎二さんがどちらだったかは現段階ではわかりませんが、
臨終にはヒルダが迎えに来てくれたのではと今は目頭を押さえております。

ありがとうございました。

[2011年 7月6日 13時27分]