記事タイトル:マチダヨシト問題 


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お名前: ななかん   
まぁ、ご本人もおっしゃってますが、思い入れないなら描くなよ、と。
なにかのトレーニングなのかと。
大体「沖田十三になれなかった」ってなんで過去形やねん。
今更古代進になって森雪とイチャコラは出来んから、そこはあきらめるけど、
沖田になるのはこれからでしょうよッ!
ワシの沖田レジェンドはこっから始まるんじゃい!
くらいの勢いかまして下さいよッ!

ピクシブで非常にシャープな絵を描かれているmakacoonさん(ID:118370)
今回も宇宙戦艦ヤマトの二次創作で独創的な物語を描かれていた。(24563842)
気になったのは冒頭のコメント「ヤマトに思い入れなし」
コアな老齢のファンが多いヤマト故、予防線を張ったのだとは
思われますが、思い入れのない二次創作とはどういう事なのかと。

気持ちなどこもってなくとも、テクニックのみで人を感動させうる。
この事はマチダヨシト問題として深くこころに突き刺さっている。
逆に云えば、いくら心をこめたところで人には届かないと云う事も示しているが、
こちらは人生枚挙に遑がないので、日々実感されている方も多いのではなかろうか。

宝島というアニメが好きで、そのOPやEDもお気に入り。
放送を録音して覚えた物だが、それを歌っていた町田よしとさんが
TVに出られるというので見た所、当の主題歌を
「仕事だから引き受けただけ」それ以上でない、むしろ嫌だった
と応えられてて愕然とした。

仕事だから流す、と云うのが当時理解出来なかった。
漫画やアニメに携わる人達は好きでやってる、
誠心誠意こころを込めて制作しているのだと本気で思っていた。
自分が好きで大切に思っているものを、何とも思わないどころか気持ち悪がり、
避けて通り、積極的に踏みにじる人が居るのは既に知っていたけど、
それが事もあろうに身内(と勝手に思っている)に居るとは。

以来、作品と作者は全く別の物と考えている。
でも冒頭で「思い入れはないんだけど」などと宣言されると
内容を素直に楽しめない。ああ、この人はこれを面白がってない、
論理と技術だけで語っているのかと思ってしまう。

まぁ作者が作品を生み出す葛藤と、それを受け取る側の感受性には
なにひとつ関係性はないなというお話。

[2012年2月17日 19時35分]

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