「カールじいさんの空飛ぶ家」を鑑賞する。 |
「カールじいさんの空飛ぶ家」 配給:東宝/ディズニープロダクション
制作:ピクサー/ディズニー
脚本:ボブ・ピーターソン/ピート・ドクター
監督:ピート・ドクター
2009年12月5日封切り
それはまぁさておき。(さておくんかい!)
「カールじいさんの空飛ぶ家」を観てきました。
以下ネタバレがありますので本当に注意。
いい映画だった。(T ^ T)
これはアレだな。クリスマス・キャロル。
一度は失った人生を再び輝かす物語。
もう前半のエリーとの出会いから結婚、
ふたりが暮らして行くマイホームの描写で滂沱の涙ッ。
何故これほどシャイで善良なふたりが、あのような苦しみを…。
わたしがなすべきこと日記「これはねッ。これから埋めて行くのッ」
…たまらんッ!(T ^ T)
そして中盤、やりとげたカールを待っていたのはッ!
この、一時間半ぐらいしかない物語で二段三段構えの驚くべき構造!
おお監督のピート・ドクターは「モンスターズインク」の監督かッ。
これが二作目とは優れものすぐるッ。
68年生まれってもう年下なんだなぁ…。
しかしピクサーは人材がよく育つ。トップのジョン・ラセターや
考えたくはないけどスティーブ・ジョブスの才腕が人を呼ぶんだなぁ。
どっかのスタジオジブリにも見習ってほしいなぁ。
そしてここでも誇り高い、決断力を持った人物が敵に回る。
「アバター」であれは武人の誇りだと思ってたけど、これは
かつてのアメリカそのものなのかなー。
クラーク・ケント=スーパーマンを敵にしてるということか。
それは憧れであり、理想そのものだったと。
ちょっとそれだけにコイツ助けてやれよ、と思う。
絶対悪い人じゃないよッ。
そこだけが不満。
でも誇りこそが彼の狂気の源だしなー。
難しい。退けなればならんものか。
実にいい映画でした。
星★★★★★