記事タイトル:「狼と香辛料」第三巻を購入する。 |
「狼と香辛料」3巻 狼神ホロの本領発揮!
[2009年8月23日 20時18分]
銀の取引をめぐって海千山千の商会を相手に丁々発止のロレンス。
王の特権を争うメディオ商会とミローネ商会のつば迫り合い。
古代の神であるホロは教会から異端扱いされるのだが、それすらも
交渉の材料に使おうとする欲深き人間の業!
面白いなー。
そのさなか、交渉の挫折を狙うメディオ商会に囲まれ、絶体絶命の危機に
落ちたロレンスを救ったのは、ホロの本来の姿である巨大な犬神。
人間の些細な思惑など消し飛ぶ神の怒り。
荒ぶる姿を見せてしまったホロはロレンスと袂を分かとうとするのだが…。
ここで終わっても良かったというか、終わるつもりだったのかも知れませんが、
こんだけ面白いと続きを読みたくなるわなー。
香辛料はもっとも古い商材のひとつ。欲の深い商人は必ずこれを扱い、
身体からは香辛料の匂いが立ちこめていたと云う。
次回からは第一章では背景説明だけだった教会権力が相手になるらしい。
しかし全知全能の神に仕える宗教者がイカサマとは…。
信長でなくとも焼き殺したくなる。