記事タイトル:「キック・アス」を鑑賞する。 


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お名前: ななかん
「キック・アス」
「キック・アス」

なんかニコラス・ケイジ痩せたな…。
まさかこの役の為にウェイトを落としたのか?
そりゃこんな少女に殴る蹴るしてたらR-15にもなるわなー。

観て参りました、評判の「ヒット・ガール」
じゃなくて。
なんかこれもすぐに終わりそうな気がして。
案の定来週で公開終了とか。
いや、もっと観ようよ。
面白いよッコレッ!

駄目な中学生なら一度は考えるネタ。
どうして現実にはヒーローが居ないんだ。
やるんだ、これを。
暴漢が問う。
「ヘイ、そいつを助けてお前になんの得がある?」
ボコボコにされたキックアスが応える。
「お前らの暴力をみんなは知らんふりだ!そいつが僕は許せない!」
「イカれてやがる…。」
確かにお前には必殺技も無敵の再生力もない。
でもその心根はヒーローそのものだ!

しかし悪を砕く為の暴力は更なる暴力を呼び…。

まったくタランティーノが撮ってるのかと思ったぜッ。
「タクシードライバー」や「レザボア・ドッグス」を思わせる。
またしても脚本が勝利する映画を拝見した。
冒頭、明らかに「スーパーマン」を意識したカットに、
無敵の超人たちを賛辞する言葉が重なる。
この郷愁。
でも腐った町で戦うヒーローは、撃たれれば死ぬし殴られれば歯が折れる。
悪にも守るべき家庭や生活がある。

フランク・ダミコやビッグ・ダディにも救いが欲しかったけど。
その辺はひょっとしたら第二弾で描かれるのかな。

率直に云って面白かったです。
またお目にかかりたく思います。

[2011年1月25日 22時05分]


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