記事タイトル:長らくの疑問 


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お名前: ななかん   
毎年、お盆前のまだちょっと水温の低い海で泳ぐと、
なんだかちくちくと体を刺されるような気配がある。
今年は例年になく、ちくちく感があると思っていたところ、
ずいぶんな発疹になってしまった。これがまたかゆい。
いや〜んな病気でももらったか、ちっさいクラゲの子供でも
居るのやろか、と調べたところ、これがカニの幼生でゾロアと
名乗るプランクトンの仕業らしいとのこと。
別名を「チンクイ虫」といふ。
普通、カニはあまり浅い海底に生息しないらしいが、この
「ゾロア期」の時だけ海面に上がってきて人を刺すらしい。
なんでそんな事をするのかはよくわからない。
そもそもクラゲの毒がどんな働きをするのかも、実はよくわかってないらしい。
基本的にこいつらの毒はタンパク質が基らしいから、高熱下では変成して反応がとまる。
だがタンパク質を炭化するような熱は人間にも耐えられない。
一部のクラゲ毒は酢で分解する事が知られているが、逆に進行を進ませる場合もあるという。
アナフィラキシーを引き起こして、ショック死の危険でもない限りは
むしろ患部を冷やしてかゆみを押さえる程度が好ましい、と書いてあったが、
つまり抜本的な解決策はない、ということか。
アカエイのしっぽに刺されると、ナイフが貫通したかのような激痛が走った上に
意識がもうろうとなるそうな。
怖いですねぇ。ビビリはいりますねぇ。

[2004年8月2日 13時17分22秒]

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