「「スキップとローファー」9巻を読了する。」への1件のフィードバック

1. 読了日：2023年9月5日

   忘れてたけど進学校なんだったね。この子らはその辺の高校生より頭の回転が早い。千葉や神奈川の「支配」とかに拘ったりはしない。美津未の目標は日本を牛耳る事で、総裁や大臣などの権力者を操る事だ。
   それが妹真春の反感に気を揉む。お気に入りのブランド財布を買ってやろうと初めてのバイトに。近く解散するというバンドのライブの裏方。「今しかない！」というファン達の熱狂を見て自分を省みる美津未。高校二年の夏も今しかないのだ。
   この巻の白眉はふみちゃん。単に親友と描かれてきた彼女が美津未のギアの高さに付いて行けないとの本音を吐露する場面。高い空には悠々とトンビが飛んでいる。
   ふみちゃんと向井の指摘で自分の認識のズレ具合を意識した志摩助。美津未とどう向き合うのか。乞う続刊。

   星★★★★

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