「「これ描いて死ね」4巻を読了する。」への1件のフィードバック

1. 読了日：2023年9月12日

   表紙は石龍だが話は漫画家の未来についてだ。小学校時代の安海。人と馴染めずぼっちな毎日。通学路に出来た魔法屋敷、寺村貸本屋でのポコ太との出会い。そして人生に絶望した☆野との遭遇。自分の漫画は売れないと言う絶望を救ってくれたのは安海のハグだった…泣かせる！
   二度目のコミティア参加。自分に足らないものを持っていると気づいた安海と藤森はお互いの良さを生かした合作を目指す。出張編集部でこてんぱんにのされた後「趣味で描いたにしてはよく出来てる」の評に憤慨した藤森と安海は開会中に描いたネームの改稿を再び持っていく。なんだこの熱量。
   この巻の白眉は飄々とした寺村さんの鬱屈した日々を描く「ロストワールド４」だ。ただただ線を引く。ずっとこの時間が続けばいいのに。堪らん。

   星★★★★★

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