「僕の妻は感情がない」1巻を読了する。

「僕の妻は感情がない」1巻
「僕の妻は感情がない」1巻
MFコミックス フラッパーシリーズ
著者:杉浦次郎
出版:KADOKAWA/メディアファクトリー
初版:2020年2月22日
購入:2020年2月22日
価格:693円(税込)


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「僕の妻は感情がない」1巻を読了する。」への3件のフィードバック

  1. 読了日:2019年2月26日

    次郎さん、ひさびさの単行本。SNSで発表してたネームがそのまま掲載されたもの。ネーム段階の自由さがこうやって固定化されると、それはソレで違和感を覚えるが、初見の読者にはコレがデフォになるのだろう。少女型おさんどんアンドロイドの機能限定版ミーナをめぐるタクマ君の右往左往。人間がモノに感情移入するのはよくあることだが、この量産型ミーナがタクマに示す好意は本物なのか、そもそも人の好意を嘘か本物かと決めるのはなんなのかと、いろいろ考えさせられる。この巻には出てこないが、後に登場するミーナの最上位機種スーパーミーナは、見かけも手触りも応答のアレコレもまさに人造人間で、ソレとの違いやアンドロイドメーカーのサポートの話なども読みどころだ。

    星★★★★

  2. こうやって本になってみて気づいた点。Webでは1ページ毎の表示なので見開きの効果は使えない。そう思ってみるとコマ割がページ内での見た目でしか考慮されてないためか、全体としては散漫な印象を受ける。本にした時のメリハリに欠ける様な気がする。本には折の要請もあって、4ページ毎に区切りがつく。なので4、8、16、と話の切れ目があるのだけど、Webにはその制限がないので無限にだらだらと展開できる。本の体裁と表現が合っていない。これも散漫な印象を深める要素だ。

  3. おざわゆきさんの「ライフパートナー」でも思ったけど、人間そっくりな機械を造れる技術力は欠損を抱える人間のサポートにも有効だろう。同じ様に人間と似た思考をする超AIの技術は精神病などのサポートにも使えそうだ。物理的に損傷した脳の代替にも使えるかも知れない。その場合、その人個人と認められるのは遺伝子が複製できる範囲に限られるのか、サポートテクノロジーまで含めて個人なのか。もしメーカーがその機種のサポートを打ち切ったら、失われる自我は保障されるのか。それは傷害に問われないか。

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