「空は世界のひとつ屋根」1巻を読了する。

「空は世界のひとつ屋根」1巻
「空は世界のひとつ屋根」1巻
楽園コミックス
著者:鶴田謙二
出版:白泉社
初版:2024年4月3日
購入:2024年3月30日
価格:1540円(税込)


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「空は世界のひとつ屋根」1巻を読了する。」への1件のフィードバック

  1. 読了日:2024年5月25日

    インディ・ジョーンズみたいな幕開けだな、と思ったけどそれ以降はいつもの鶴田漫画だった。例によって裸族な姉妹が笑えるけど、この二年で転勤になるメガネ君の理想とか志みたいなところには一切触れない。じじばばを丹念に描き込む風情は昔からだけど、その生活が全然出て来ない。かつて生業だったという漁港は今はどうなっているのか。多分考えているんだろうけど、絵にして説明になるのが生理的に嫌なんだろう。日本の漫画が隆盛を迎えたひとつの理由が活版印刷にあって、文字であろうが絵であろうがモノクロ単色であれば手間は変わらないという事実。写真などグレスケが絡むとスクリーン製版と言って一手間かかる。カラー印刷はこのスクリーン製版の工程を4回繰り返すことで実現する。いずれも「印刷するなら」という前提だ。確かに最初からRGBで表示されるモニター画面に写すのにモノクロであることは表現の幅程度の価値しかない。でもそれが描かないことの理由にはならんと思う訳よ。例え売れなくても誰からも評価されなくても、絵描きは暇さへあれば黙々と絵を描く。誰に見せるでもない絵を黙々と。時々笑ったり泣いたりしながら黙々と。民主化など知ったことか。

    星★★★★

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