記事タイトル:「雲のむこう約束の場所」を鑑賞する。 


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お名前: ななかん
やはり、不利だ。
どうしても批判的な見方になってしまう。
そもそも彼女に引かれないようなアニメを創りたいって、そんなバンド小僧みたいな
動機が、オタクとして不純。
もっとナカダ氏のような、なりふり構わないみっともなさが欲しい。

画面はあいかわらず綺麗だが、「ほしのこえ」以降、光源をことさら意識した絵作りは
すっかりコピーされている訳であるし、はじめての長編なのだからもそっとシナリオに
功夫(クンフー)が見たかったというのが正直なところ。
なにより期待されての第二作で、人から云われいでもそんな事、本人が一番わかってたん
でしょうけれど。
コミュニケーションは若い世代にはことさら重要なテーマらしいけれど、なんか次元が低い。
断絶が前提になっていては繋がるということ自体がエンデイングになるのもむべなるかなで、
問題は繋がってから、さぁどうしましょ、というのが本来語られるべき事なのではなかろうか。
西尾さん然り、上遠野さん然り、であんまりにも不毛なのだね、この人たちの統覚識は。

わたしらが幸せだったのか。

上のひとらからは「お前ら残りモンしか知らん」と哀れまれていたけれど、大阪万博という
夢を見れたし、人類が月に着陸した時のことを憶えている。
持ってる札の役が違っているのだな。
戦争も知らなかったけれど、武力闘争もしなかった。
のんきなわたしが悪いのか。

[2005年3月5日 23時5分46秒]

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